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海辺に住む蒸留酒愛飲家

2010年02月17日

ジョンさんのポートレイト

先にウイスキーマガジンライヴ2010にあわせ、
The Malt Whisky Fileの著者の一人のJohn Lamond氏が
来日することをご紹介致しましたが、ジョンさんより
おそらく会場にいる日本のウイスキー愛好家の方々に
は自分の顔がわからないだろうとのことで、The Malt
Whisky File改訂第4新版に使われたポートレイトを本
ブログに載せてもよいとの了解を得ましたので、ヴィ
ジュアルで紹介させて頂きます。


なお、ジョンさんは、来日中に山崎蒸留所など何ヶ所
かの蒸留所を訪れるようです。直接、感想などを聞か
れるのも良いかもしれません。  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 08:42Comments(0)TrackBack(0)

2010年02月13日

ジョン・ラモンド氏、初来日

The Malt Whisky Fileの著者の1人であるジョン・ラモンド氏(John Lamond)
より、2月21日(日)のウイスキー・マガジン・ライブ2010にあわせ、
来日する旨の連絡がありました。同氏にとっては、初めての来日になる
とのことです。

同氏は、当時DCL社傘下のデュワーズに勤務するかたわら、自らモルト・
ウイスキーのマーケティング用ツールとして、現在のThe Malt Whisky
Fileの骨格とも言える蒸留所の地理的分布、沿革、テイスティングノ―ト
を書き貯めていった様子で、タムナヴーリンの主宰する1987年のウイス
キーのノーズィング大会で見事、“Master of Malt”の肩書を勝ち取った
テイスティングのエキスパートです。それが契機となり、1989年には
現在のThe Malt Whisky Fileの前身であるThe Malt Fileをロビン・トゥチェ
ックと刊行した人物なのです。

ぜひとも、ウイスキー・マガジン・ライヴ2010に、これまでに手に
入れられた歴代のThe Malt Whisky Fileをお持ちになり、サインをお求め
になられたら、同氏も本当にうれしがってくれることでしょう。

なお、来日にあわせ、The Whisky World誌等の取材が行われる様子です。
記事が掲載される号が今から楽しみでもあります。
なお、久しく更新できずすいません。
近いうちに、また再開したいと存じております。
ヴィジュアルは、同氏の居住地の周辺の様子を、同氏が写真撮影をして
送ってくれたものです。こんな環境で、The Malt Whisky Fileは執筆されて
きたのでしょう。
  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 17:46Comments(0)TrackBack(0)雑記

2009年08月01日

おまけの画像

このあいだ某BBQに参加した際に持参したスズキです。
60cm強ありました。(塩をしておき、丸焼きで食べました。)
  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 06:49Comments(0)TrackBack(0)雑記

2009年08月01日

Clydesdaleのニューリリース

久々の更新となってしまいました。7月中は仕事が非常に忙しく、他の事に
全く手が回らなかったのです。いわゆる貧乏暇無しといった状況でした。。。

さて、Clydesdaleのニューリリースのサンプルをスコッチモルト販売様から頂いて
いましたのでここで紹介させて頂きます。
拙いテイステイングコメント御容赦下さい。


Pulteney 蒸留1990年、エイジ18年、58.9%
ボディは厚くはなく、アンズ、燻した感じ、チョコレートを感じました。加水すると”オイリー
な白ワイン”を思いだしました。口中では上部に刺激を感じるとともに甘みを舌先や舌
の脇で感じ、広くさーっと広がる感じがしました。余韻はすっきりしていて、かなり長い
こと続く様です。

Inchgower 蒸留1985年、エイジ23年、56.3%、シェリーカスク
ボディは軽い様です。蜂蜜やチョコレート、かすかにセメダインを感じました。リンゴやみかん
を感じ、加水すると蜜柑の皮を意識しました。口中では揮発性の高さを感じ、舌先に
甘さを感じ、じとーっと広く薄く広がりました。レモンを感じます。余韻は、長く、すっきりして
います。

なお上記Pulteneyはすでに売り切れ、Inchgowerも残数が限られている様です。
7月頭にサンプルを頂いておきながら、ここで紹介することが後回しになってしまっ
たこと誠に申し訳ありません。(吉村さん、ごめんなさい。)



  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 06:38Comments(0)TrackBack(0)

2009年07月07日

リカーズハセガワさん

昨日お邪魔しましたが、大澤さんがお休みとのことでした。
(大澤さん、次回お会いするのを楽しみにしております。)
相変わらず頑張っていらっしゃいます、有料試飲の価格も安くて魅力があります。


  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 06:25Comments(0)TrackBack(0)雑記

2009年06月17日

リカーフェア

阪急百貨店の都筑店で”リカーフェア”という催しが行われるそうです。

ザ・モルト・ウイスキー・ファイルの販売やウスケバのブログでお世話
になっているワイン&スピリッツ・ジャパンさんも出展されるとの話を
うかがっていたので、ぜひ一度行ってみようかと思っていました。

昨日お邪魔したら、なんと今日6月17日(水)からとの告知が会場に
ありました。つまり、1日間違えていたのです。
むなしくただただ帰宅の途についたのでした。残念でした。

  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 09:25Comments(0)TrackBack(0)雑記

2009年06月06日

Amrut(アムルート)のニュー・ボトリング

少し前にスコッチモルト販売様から頂いたサンプルの
中に、BlackadderのAmrut(アムルート、またはアム
ルットと日本語では表記すべきかもしれません。)の新
しくボトリングされたものが含まれておりましたので、
本ブログでもお知らせしたいと思います。

アルコール度数は46%だそうで、以前のものより
少し優美で、洗練されているような印象を受けました。

淡い琥珀色といったらよいでしょうか。
ボディは厚ぼったくなく、甘さを感じ、穀物っぽさ
や、渋さや苦みに通じるニュアンスを感じます。
口中では薄く広がり、そこに蜂蜜やスパイスを幾
分か感じました。余韻はほどほどに長く、心地よさ
を感じました。やはり、前のボトリング同様、最後に
渋さに通じる独特のニュアンスを感じました。

同社によれば、今後もAmrutの面白いものがリリー
スされる様です。楽しみに待ちたいと思います。



ヴィジュアルが不鮮明で申し訳ありません。  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 06:07Comments(0)TrackBack(0)サンプル紹介

2009年05月31日

Muscovado Sugar(モスコバドシュガー)

あるいは、カタカナでは”マスクヴァド”と表記した方が原音に近いのかもしれ
ません。UKでの代表的な黒砂糖のことだそうです。本来の製造の仕方はサ
トウキビから糖液(キビ汁)をとりだし煮詰めるという沖縄などで行われている
方法とほぼ同じ様子です。つまりは蜜糖が含まれている砂糖のことだそうです。
ただしジョン・ラモンド氏から届いたものはブロック状のものではなく、粉状のもの
でした。語源については詳しくは知りません。現在ではフィリピン産のものが多い
様ですが、バルバドス(Barbados)・シュガーとも呼ばれることもある様子なので、
以前は英国領であったバルバドスにちなんだ砂糖であるのだと思いました。
(近頃では精製糖に糖液を加えたものもモスコバドとして売られていることも多い
ようです。)

この表現は、ザ・モルト・ウイスキー・ファイルでは、Longmornの蒸留1988年、
46abv.などで使われております。甘さやミネラル感、凝縮感、焦げ臭さなどを
表せる表現なのだろうと存じます。このモスコバド以外にも、精製糖(普通の
白砂糖)を製造する段階で出てくる糖蜜を示すトリアクル(Treacle)やモラセス
(Molasses)、ラムでもおなじみですが”粗糖”をさすデメララシュガー(Demerara
sugar)などなど、砂糖に関連する表現も多くあります。そのもの同士を比較して
みれば、フレーヴァー表現もまた豊かに吟味できることでしょう。


ジョンさんからは、ジップロックに入った状態で到着しました。この袋は捨てずにとっておこう
かと思います。







  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 15:08Comments(4)TrackBack(0)フレーヴァー

2009年05月27日

お陰様で、在庫が少なくなってきた様です。

ザ・モルト・ウイスキー・ファイル和訳改訂第2新版ですが、
今年1月に発刊して以来好評を頂いております。
おかげさまで、ブラックアダー社の在庫もあと残り800冊
程度(現在日本に約200冊、来月約600刷入港致します。)
になってきた様です。当初は不況の折、どうなるか不安だった
のですが、今年もロビン・トゥチェックが来日したこともあり、
何とかやってこれた感じがいたします。



ウスケバの会員になっていらっしゃる酒販店様、業務店様
中でザ・モルト・ウイスキー・ファイルをお客様に直接販売なさり
たい方がいらっしゃいましたら、ぜひともワイン・アンド・スピ
リッツ・ジャパン様、またはスコッチモルト販売様にお声を
お掛け頂けましたら有り難く、訳者からもお願い申し上げます。
(こちらにコメントを下さっても有り難く存じます。また、大きくはありませんが、
販売マージンは確保頂ける様子です。)









  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 14:38Comments(0)TrackBack(0)雑記

2009年05月25日

Glenugie

記事のアップが本当に長らくできませんでした。
仕事が重なっていること、GWにしばらく遠出していたことなどなど。

以前にも取り上げましたが、蒸留所の名前やウイスキーの名前など
どの様に日本語表記すべきなのかに悩むものもありました。
そこで、今回取り上げるGlenugieでもそうなのですが、日本国内では
広く”グレンアギー”とされております。しかしながら、ゲール語に秀でた
茂木毅様の翻訳された旧版などを参照すると、どうやら”ア”ではなく
”ユ”と表記すべきなのかなとの印象を抱き、旧版のまま”グレンユー
ギー”と表記させて頂きました。後日、ロビン・トゥチェック氏に確認する
と、やはり日本語の”ユ”の音に近いことが判りました。

たまたま今回、書籍の販売でご協力いただいているスコッチモルト販売様
からサンプルを頂きましたので、私の拙い表現で申し訳ないのですが、
以下にてコメントを添えさせて頂きます。(6月に発売されるとのことです。
詳しくは同社まで)

Tir nan noc glenugie 蒸留1980年 エイジ28年 アルコール度数61度
※このブランドは、”今は無き”蒸留所のモルト・ウイスキーのシリーズだということです。
ボトラーは内緒、チル・フィルトレーションは行っていないとのこと。

琥珀色。豊潤な甘さ、スモーキー、ピート感とフルーティさが印象的です。繊細、粘度も
しつこくない程度にあります。加水すると、花っぽさを感じます。口の中でふわっと広がる
心地よさ、揮発性の高さ、アンズを感じます。余韻は中を舞うように長く続きます。ぴりっと
した感じを感じました。

なお一緒に頂いたサンプルについても以下にコメントを記させて頂きます。

Shiel daig Caol Ila 蒸留1996年 エイジ12年 アルコール度数58.5度
※ボトラーはWilliam Maxwell&Co.ltd、チル・フィルトレーションは行っていないとのこと。
薄い麦藁色。良好なボディがあり、スモーキー。使い終わった花火、火薬を強く感じました。
さらっとした感じがします。ジワーッ横に広がる感じ、仁丹の様な生薬のニュアンス、余韻は
長く、若干ですがかんきつ類、粘土っぽさを感じました。


いつもビジュアルが貧弱なので、我が家の家宝の福助さんと一緒に並べてみました。
(もう一種頂いているサンプルは後日改めて取り上げさせて頂きます。)

  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 05:47Comments(0)TrackBack(0)フレーヴァー

2009年05月04日

ファッジ(Fudge)

Fudgeとは、”とても甘く、非常にこってりした”お菓子だとのことです。
詳しくは触れませんがどうやら、スコットランドとアメリカではレシピが少し異なるようです。

ジョンさんから送られてきたのは、当たり前ですが、スコットランドで一般的に購入できる
市販品でした。原料は砂糖、バターそれにミルクが使われるとのことで、これらを混ぜ合わせ
116℃まで熱してから叩きながら冷めるまでまつと、滑らかでクリーミーな固さになるとの事
です。しかし、これは家庭で作る際の方法の様で、市販品はミルクはミルクでも、コンデンス
ミルクを用いる様です。



現物は、非常にねとっとするバニラの香りが漂う板状のものでした。サーフィンをやったことの
ある方ならば、あの”SEX WAX”というワックスの質感と香りを想像されるとよろしいかもしれ
ません。あれに非常によく似ています。

食してみると、キットカットの様なサクッとした食感が最初にありつつ、質感は粒子の粗目の
砂糖っぽさと非常にねっとりした感じが口の中に残るのを感じます。バニラっぽいミルキーな
フレーバーです。この表現はザ・モルト・ウイスキー・ファイルに多く登場していたかの様に
思っていたのですが、実際にはLongrowのTOKAJI WOOD EXPRESSIONぐらいにしか
使われていないことを改めて確認しました。甘み、厚いボディ、柔らかさ、丸み、バニラ感など
を一度に表せる便利な表現なのかもしれません。

一方、これと非常によく似たお菓子としてTablet(タブレット)というお菓子がスコットランドに
あるようですが、どうやら原材料は現在では全く同じで、こちらは”もろく、粗い固い”ところが
ファッジとは異なる点の様です。タブレットの方は、ザ・モルト・ウイスキー・ファイルの中では
多くのテイスティングノートに多く登場していました。

なお、以前取り上げた”トフィ”とは、糖蜜のニュアンスが無い点、及び粘度の程度が異なる点
から、一線を画す表現の様子でした。

仕事のために久しく更新できずすいません。と言いつつも、明日から少し遠出をしてきます。


  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 17:29Comments(2)TrackBack(0)フレーヴァー

2009年04月26日

Lime Marmalade

ライムマーマレード、日本でも全く馴染みがない訳ではないのですが、
はたして全く同じフレーヴァーなのかどうかを確かめたくなり、ジョンさん
に送ってもらいました。(実際に届いたものは、レモンとライムがそれぞれ
同程度原料として用いられているものでした。)

個人的には、日本で一般的に入手できるものよりも少し人工的な香味を
感じるなといった印象を受けました。ライムのフレヴァーが非常に際立って
いるのです。

製造者はHartley社となっていますが、”Rose's”というブランド名が冠して
あります。日本でいうところの、”スプーン印”や”マイジャム”といったところ
なのでしょうか。

この表現は、エステル関連の”フルーティ”及び”芳しさ”、及び”柑橘っぽさ”
の延長線上の表現の様子です。ザ・モルト・ウイスキー・ファイル中では、
それほど多くは用いられていなかったと記憶しています。

いつも、室内で撮影した不鮮明なヴィジュアルばかりでは申し訳ないと思い、
今日は波打ち際で撮影したものを添付させて頂きます。
強風波浪警報が出ているようです。

  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 07:42Comments(0)TrackBack(0)フレーヴァー

2009年04月24日

Ledaig

このモルト・ウイスキーの名前を、翻訳にとりかかる前は”レダイグ”と
発音するものと思っていました。しかしながら、茂木毅様が翻訳された
旧版を参照にさせて頂くとともに、オリジナル英語版における発音例
をみたところ、”Led-Chig(日本語表記にあてはめてみればレチック)”
と発音されるものなのだということが判りました。翻訳上非常に難しい
と感じたのは、蒸留所やモルト・ウイスキーなどの名前に関する発音が、
スコットランド人と他の土地の人々(たとえばイングランド人など)とでは
異なる場合が多々あるのだということでした。この件につきましては、
いずれ取り上げようかと存じます。

ザ・モルト・ウイスキー・ファイル和訳改訂第2新版の販売にご協力頂いて
いるスコッチモルト販売さんは、"Distillery Collection"というオリジナル
シリーズを販売なさっていらっしゃいますが、近々Ledaigのカスクも含め2品
を新たに投入なさる様子です。この度サンプルを頂きましたので紹介したいと
存じます。



Ledaig エイジ11年 蒸留1997年 アルコール度数63%
色は中程度の麦藁色。ボディは中程度で、穀物っぽさ、粘土を感じ、また軽くですがゴムっ
ぽさ、アルコールっぽさを鼻で感じました。ナッツやピリッとした感じ、わずかにスパイシーさを
口中で感じました。余韻は長く、ふわっと軽く抜ける様な感じがしました。



Lochindaal(本当はBowmoreとの事です。) エイジ14年 蒸留1994年 アルコール度数57.2%
色は若干薄い麦藁色。ボディは中程度、イースト、ゴムっぽさ、干し草を感じました。口中では
サラーっとした感じ、加水すると若干ですがオレンジや陳皮を感じました。舌先から口奥にじわー
っと余韻が続くような感じがしました。

私の拙い感想なので御参考にならないかもしれませんが、参考まで御紹介いたします。
今回の様にサンプルをまた頂きましたら、紹介させて頂こうかと存じております。
また、サンプルを下さる方が他にもしいらっしゃいましたなら、大変有り難く存じます。









  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 08:30Comments(0)TrackBack(0)雑記

2009年04月20日

Violet(スミレ、ニオイスミレ)

ザ・モルト・ウイスキー・ファイルの中では、植物の固有名詞を
用いたフレーヴァー表現も数々登場しています。その中で、少し意外
だったのはVioletです。この語は和訳すれば、そのままスミレとなり
ますが、スミレとは日本語では”スミレ科スミレ属の植物”をすべて
指し示すものになります。しかしながら、もしスペースが十分にあった
のであればニオイスミレと書くべきだったと思います。

というのも、ここでいうVioletとは、スミレ科スミレ属の中の特定の多年
草である学名Viola odorataというものを指しているからなのです。
この草は西アジア、ヨーロッパ、北アフリカと広範囲に自生し、香料の
原料として用いられることで知られています。また、ヨーロッパでは消炎
剤としても使われるそうです。なお、根や種子には神経毒のビオリンと
いうものが含まれているそうです。

このスミレ(Violet)という表現は、”フローラル、または花っぽい”といった
アルデヒド系の表現では無く、むしろ”エステル→芳しい、フルーティ→香料
っぽさ”という関連性の延長線上にある表現のようです。ジョン・ラモンド氏は
この表現をザ・モルト・ウイスキー・ファイルの中で何度か用いていますが、
Bowmore エイジ16年、53.8%では上記の関連性がうまく表わされていました。

しかしややこしいことに、このニオイスミレを指すものかと思い、ある
ところでニオイスミレとして売られていたものを購入したのですが、
それはパルマスミレ(学名Viola suavis)という別種なのだそうです。
どうやら日本では、さほどスミレにはこだわられていないようです。
(以下が、このパルマスミレのビジュアルです。確かにいい香りはします。。。)



  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 16:49Comments(0)TrackBack(0)フレーヴァー

2009年04月18日

Toffee(トフィー)

またまた久しく更新することができませんでした、すいません。
今回はToffee(トフィー)を取り上げます。

沸騰したモラセス(廃糖蜜)あるいは砂糖をシロップ化したものとバタ
ー、時として小麦粉を原料とする様です。またコンデンスミルクもしば
しば使われるとのことです。

しかしながらややこしいことには、原料的には後日に取り上げる
Fudge(ファッジ)、あるいはButterscotch(バタースカッチ)とは
ほぼ違いが無い様子です。製法上に違いがあることから、食感や
フレーバーに異なる程度が多少あるということであろうかと存じます。

この語源は定かでは無いようですが、1825年にはThe Oxford
English Dictionary(オックスフォード大学が発刊している英語
辞書)には登場しているとのことから、それよりも以前にこのお
菓子が存在していたのは確かな様子です。一説によれば、
”砂糖とモラセスが混じったもの”を指すクレオール語の単語に
由来するとも云われているようです。

トフィーは日本でも広く親しまれているお菓子ですが、様々な
バリエーションがある様子です。たとえば、アーモンドが入った
もの、レーズンが入ったもの等が有名ですが、一般的には食感が
カリッとした”固くて、もろい”タイプのものが日本では主なものであろうかと
思います。しかしながら、原料の配合や製造プロセス、また製造す
る際の温度の違いから、上記のタイプ以外にも、”柔らかく、粘着性の
ある”タイプものも存在します。

Toffeeyed(和訳でもトフィードと表記したり、トフィー感と表したりしました。)
との造語までもを作って使用するなどジョン・ラモンド氏が様々なテイスティン
グノート中で用いていましたので、念のため同氏より取り寄せたところ、
案の定、”、”柔らかく、粘着性のある”タイプものだったのです。

実際に食してみると、ほぼ日本で言うところのキャラメルの食感に近く、ニチャ
ニチャします。フレーバーはミルクでは無く、やはりバターと黒蜜っぽいニュアンス
を感じました。察するに、”甘みがあり、粘着性がある。また幾分スモーキーさを
も感じる”といった場合の延長上の表現としては便利な表現なのかもしれません。



なお、一時品薄の状態にあったザ・モルト・ウイスキー・ファイル和訳改訂第2新版
ですが、無事に船が入港し通関も済んだとのお話を頂いております。このブログも
頑張って更新を続けていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!

  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 11:02Comments(0)TrackBack(0)フレーヴァー

2009年04月08日

ただいま品薄の状況とのこと、ご迷惑をおかけしております。

またまた久々の更新になってしまいました。
ザ・モルトウイスキー・ファイル和訳改訂第2新版なのですが、
ワイン&スピリッツ・ジャパン様、スコッチモルト販売様より、
好評により現在、品薄の状態とのお話を頂いております。
今週中(2009年4月第2週)には、次の便が通関予定との
連絡もまた頂戴しております。来週には潤沢になるかと思わ
れます。今後とも、何卒よろしくお願いいたします。

さて今回は、番外編として、Milk Chocolate(ミルク・チョコレート)
を取り上げたいと思います。個人事で恐縮ですが、以前チョコレートの会
社でマーケティングを担当していた時期があったこともあり、このフレーバ
ー表現がはたしてどの様なミルク・チョコレートを具体的に意味しているの
かを確認してみたいという衝動に駆られ、ジョン・ラモンド氏に送付してもら
いました。

その結果、送付されたものは、Fairtrade(フェア・トレード)の概念でガーナから
購買されたココア・バターやカカオマスを使用している、いわゆるドイツで作られ
た”フェア・トレード”製品でした。原材料の68%はフェア・トレードの概念で購買・
輸入されているものとの記載がパッケージに記してあります。

また、事業目的が非常に倫理性の高い非営利団体の扱う製品の様です。
http://www.co-operative.coop

味わってみると、”非常にカカオ・バターの香りが漂い、肌理の粗い”、いわゆる
”舶来品の板チョコ”です。

試しに、ロッテ社のガーナ・ミルク・チョコレートの原材料と比べてみると、カカオ・バターが
多く、ココア・マスの少ないことがわかりました。


あくまで推測ではありますが、ジョンさんのフレーヴァー表現に登場するミルク・チョコレ
ートとは、日本やベルギーで作られている洗練された味わいのものとは少しニュアンス
が異なるのかもしれません。

しかしながら、”原材料を後進国から輸入するにおいて、相手にも適正な利潤があるようにと
の概念で企画製造された商品”を送付してくれたこと、少なからず感銘を受けた次第です。

なお、近々にトフィーやファッジなどを取り上げていく所存です。
頻繁に更新ができず、反省することしきりです。  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 15:28Comments(0)TrackBack(0)雑記

2009年03月31日

Aberlour's Malt Whisky Wheel

残念ながら、仕事が重なり長らく更新ができませんでした。

著者の1人のJohn Lamond(ジョン・ラモンド)氏は、アバラウアーのプロモー
ション用に、"Malt Whisky Wheel"という一種の体系表を過去に作りあげま
した。下のビジュアルをご覧になられるとお判り頂けるかと思いますが、表が
自転車のスポークの様な形状になっていますので、それぞれ中心部から放射
線上に見て頂ければ主な香気成分、香り表現、フレーバー表現(更にはフリン
ジ・フレーバー)の関連性が判る様になっています。

たとえば、アルデヒド系の香気成分が強ければ、香り表現はフローラル
やスパイシーといったものになり、更には”青臭い(Green)””未熟感(Unripe)”
”干し草の様な(Haylike)”といった表現に繋がるようで、またフレーバー表現も
”コーヒー””葉っぱっぽい(leafy)””胡椒感(Peppery)”草っぽい、芝っぽい
(Grassy)”といったものが登場するようになる様子です。

この表は壁掛けタイプの形状になっているとのことで、パブやバーなどに
広く配布された様子ですが、作成及び配布からかなり年月が経っており
現存しているものは非常に少ない様子です。今回私が手に入れたのは、
ジョンさんがあるバーより現物を借りて、スキャンして電子メールで送って
くれたものです。

(ジョンさんに「日本の素晴らしいウイスキー愛好家の方々向けに、本ブログにて
紹介したい」旨、伝えたところ快諾を得ましたので、ここに取り上げます。)

  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 05:14Comments(0)TrackBack(0)フレーヴァー

2009年03月24日

リコリス(Liquorice)

翻訳を行っていて、John Lamond(ジョン・ラモンド)氏に確認して
よかったと思えるものでした。というのも、当初、ヨーロッパ南部や
アジアにも自生するユリ目マメ科の植物のGlycyrrhiza glabra
(Liquorice、 和名:カンゾウ、または甘草)そのもの、或いはその根
から抽出した生薬から感じるフレーヴァーを示すものだと大きな思い
違いをしていたのです。茂木さんからの指摘もあり、ジョンさんに問い
合わせたところお菓子のリコリスを示していたのです。

植物の方のLiquoriceなのですが、アニス、スター・アニス、フェンネルに
近いフレーヴァーがあることもあり、根からの抽出物を、お菓子やルート
ビアの原料として用いられている事を御存知の方も多いかもしれません。
また日本では、甘味料として醤油などに添加されることもあるようです。

さて、お菓子の方のリコリスですが、通常日本で(ソニー・プラザなどで)
”時折”見かける物は、蚊取り線香、またはコードをぐるぐる巻きにしたみ
たいな形状であることが多いみたいですが、ジョンさんから送られてきた
ものは、まるで”茶色のういろう”、はたまた”黒い一本うどん、またはう〇
〇”の様です。開封する前から、アニスやターメリックの様な独特の香りが
漂っています。食べてみると、その食感は本当に”ういろう”に近いにちゃ
にちゃした感じがします。

欧州や北アメリカでは子どもにも大人にも非常に人気があるそうですが、
日本ではあまりポピュラーには成りえなそうなことが何となくわかります。
パッケージを見ると、オーストラリアのDarrell Lea Chocolate Shopsとい
う製造会社名が標記されています。(この会社では、イチゴや青リンゴ、
はたまたマンゴのフレーヴァーのリコリスまで製造しているようです。)
御参考まで
http://www.dlea.com.au/?Products/Product_Range/Liquorice

原材料として非常に多くのものが使われている様ですが主なものは、
小麦を原料とするブドウ糖液糖、小麦粉、糖蜜類(モラセス、トリアクル)、
植物のリコリスからの抽出物、天然香料としてアニス・シード・オイル、
着色料としてカラメル(アンモニア・亜硫酸塩法)や黄色4号などが挙げら
れます。また送られてきたものには使われておりませんが、光沢剤として
蜜蝋が用いられているものもあるようです。食品添加物として用いられて
いるものの中には、もしかすると日本国内では使用が禁止されているもの
もあるのかもしれません。

この表現は非常に多く使われています。硫黄っぽさ、ゴムっぽさの端に感
じるフレーヴァーとして、更には酵母っぽさや穀物感、糖蜜っぽさ、甘み、或
いは蜜蝋っぽさをも併せて表せる便利な表現であるのかもしれません。

また、製薬メーカーの全薬工業さんからこの名前の内服液が販売されている
ことをCMなどで御存知の方もいらっしゃることでしょう。このCMを目にすると、
ザ・モルト・ウイスキー・ファイルを翻訳していた頃をふと思い出してしまいます。

なお、ロビン・トゥチェック氏は、アニス・シード風味だったかリコリス風味だった
か、煙草を吸った後にまるで”仁丹”の様にハーブ・キャンディ(グミっぽいタイプのもの)
を差し出してくれたりします。






(試しに、ティッシュ・ペーパーの上においてみました。ごめんなさい。)


  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 10:49Comments(0)TrackBack(0)フレーヴァー

2009年03月21日

とりあえず、もう一回だけ堪弁してください

当日のラインナップです。非常に感銘を受けました。

次回からは本題に戻ります。すいません。  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 20:32Comments(0)TrackBack(0)雑記

2009年03月19日

Helmsdaleさん開店13周年、今後も楽しみです。

またまた、ブログの趣旨からは少し外れて申し訳ありません。
先日も寄らせて頂いたのですが、南青山(東京)にあるHelmsdale
(ヘルムズデール)さんが開店13周年を迎えられ、本日3月19日に
そのパーティが同店で催されるというお知らせを頂きました。

同店はレアなウイスキーの品揃えや充実したフード類で、内外問わず
非常に多くの方々の支持を得られてこられました。
本日のために特別に以下のようなメニューを用意されていらっしゃる様子です。

石井敏之様特別醸造カスクコンディション バーレイワイン
The Glenfiddich エイジ50年 (ボトリングは1991年のものだそうです。)
TALISKER 蒸留1952年 (ボトラーはG&M)
BOWMORE 蒸留1969年 エイジ21年

牛ハラミと野菜のバーベキュー TALISKER風味
村澤さん特製ラーメン 醤油味

時間は本日3月19日の18:00PMより、明日3月20日の6:00AMまで催される様子です。
(個人ごとで恐縮ですが、私も立ち寄らせて頂こうかと存じております。)

詳しくは同店のホームページ中の案内まで
http://www.helmsdale-fc.com/13th.html


案内状のビジュアルが鮮明ではなくて、すいません。



  

Posted by 海辺に住む蒸留酒愛飲家 at 06:12Comments(2)TrackBack(0)雑記